子宮癌は、癌の中でも初期の自覚症状が少ない癌と言われています。ただ、自覚症状が少ないといっても、何らかの兆候はあると思うのですが、まさか子宮癌の症状とは思わない変化であるために、見逃してしまうこともあるようです。
子宮癌による不正出血や、生理痛・おりものの増加など、煩わしい程度に思ってしまう方も多いのでしょう。そのためにも、定期検診で子宮癌が見つかる場合も多いのですが、手術に関する医療相談、あるいはそれ以前の病院選択に関する医療相談を受けることも少なくありません。特に、まだ出産のご希望がある場合には、子宮癌の治療方法や病院選択には慎重になることでしょう。
まれに、病院によっては子宮摘出の手術を強く勧めるかと思えば、子宮温存を考えて子宮癌治療をしようとする病院もあるかもしれません。病院や医師によって子宮癌の治療方法が異なるとなれば、他の病院や医師の意見を聞いてみたくなるものです。
たとえば、セカンドオピニオンについての医療相談事例も少なくありません。ただ、今でも多くの患者さんが、セカンドオピニオンの利用に踏み切れないという現実もあるようです。せっかくセカンドオピニオンを利用しても、医師の説明を十分理解できなければ、判断がよけい難しくなってしまうこともあります。
そんな時、きっと医療コーディネーターの存在が、患者さんの安心感を生むはずです。病院や医師の判断によって、患者さんの将来が大きく変わってしまうこともある子宮癌の手術ですので、迷わずに医療相談を利用していただきたいと思います。また、子宮癌の悩みは女性にしかわからない病気ですので、ご主人が100パーセント同じように悩んでくれているのか、といった不信感を覚えてしまうなどの医療相談もあります。
患者さんとそのご家族のメンタル面でのサポートも医療コーディネーターの重要な役目です。
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